Infleqtionによる量子プロセッサ(QPU)の設計が完了しました!
冷却原子型量子コンピューターの実現に向けて重要なマイルストーンの一つである、InfleqtionのQPUの設計が完了しました。
Infleqtionの量子プロセッシング・ユニット(QPU)システムは、私たちの冷却原子型量子コンピューターの中核をなすものです。このシステムでは、Infleqtionのキーテクノロジーの1つである高性能真空システム内に量子ビット(すなわち原子)を搭載しています。これらの原子を正確に操作して量子計算を実行するには、様々なレーザー光線を照射する必要がありますが、Infleqtionでは原子にレーザー光線を指定された位置に照射するための複雑な光学・光学機械装置を設計し、組み立てるといった専門知識も有しています。
Infleqtionチームは、大森研のシルヴァンPIおよび富田PI率いる分子科学研究所(IMS)の研究者と何度もミーティングを重ね、約1年にわたる努力の末、当初予定された要件をすべて満たす設計を完成させ、この素晴らしいデザインのQPU模型を完成させました(下記画像参照)。
今後、Infleqtionチームによる組み立てと性能テストが行われ、QPUは3つのプロジェクト(大森PI、シルヴァンPI、富田PI)の学生や研究者が準備したレーザー・システムと統合される予定です。