冷却原子型量子コンピュータ
プロジェクトについて

ごあいさつ

光ピンセットで整列させた、ほぼ絶対零度の原子１個１個を高性能の量子ビットとして用いる「冷却原子型」の量子コンピュータは、ここ４、５年で急速に台頭し、今や次世代を代表する量子コンピュータ・ハードウェアとして世界中の産学官の注目を集めるようになりました。特に、私たちが独自に考案し開発を進める「超高速量子コンピュータ」は、超高速光技術と量子コンピュータを融合させるという全く新しいコンセプトに基づいた新技術であり、熾烈な国際競争におけるわが国のコアコンピタンスとして、今後の大規模化・高機能化が大いに期待されます。折しも新たにスタートする私たちのムーンショットプロジェクト（内閣府/JST）では、この「超高速量子コンピュータ」を軸に研究開発を一段と加速させて2030年のゴールを目指します。今後とも応援をよろしくお願いいたします。

大森賢治プロジェクトマネージャー

分子科学研究所光分子科学研究領域研究主幹教授

写真：堀勝志古

組織体制

研究課題

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スケーラブルな量子コンピュータプラットフォームの開発

大規模な2次元原子量子ビット配列を構築し、スケーラブルな量子コンピュータプラットフォームを開発する。量子ビット数のスケールアップと同時に、計算途中で各々の量子ビットを自在かつ高速に移動させる動的量子ビットアレーの開発を行う。

メンバー

自然科学研究機構分子科学研究所　
教授／研究主幹

大森賢治

大規模冷却原子型量子コンピュータプラットフォームの開発および統合

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自然科学研究機構分子科学研究所　
特任准教授

Sylvain de Léséleuc

Novel techniques and tools for high-fidelity operation of a cold-atom based, fault-tolerant, quantum computer

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自然科学研究機構分子科学研究所
助教

富田隆文

高忠実度ゲート操作および誤り訂正のための光による量子制御技術の開発

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京都大学大学院理学研究科
教授

高橋義朗

イッテルビウム原子アレー型誤り耐性量子コンピュータ開発

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理化学研究所量子コンピュータ研究センター
チームリーダー

福原武

ストロンチウム原子アレーを用いた量子ビットの開発

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理化学研究所放射光科学研究センター / 分子科学研究所
グループディレクタ/ 特任教授

平等拓範

高安定・高強度小型集積レーザーシステムの研究開発

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株式会社日立製作所研究開発グループ　
基礎研究センタ　リーダー主任研究員

吉村地尋

アレー型量子コンピュータのオペレーティングシステム

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Infleqtion
VP of Quantum Computing

Thomas Noel

Technologies for cold-atom based fault-tolerant quantum computing

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